狭いオフィスでも工夫次第で快適な空間になります。小規模なオフィス最大の特徴はコスト抑えてオフィスを新設できることです。必要最低限の備品でオフィスをデザインすることで、無駄な動きをなくした効率の良い仕事環境を整えることができます。本記事では小規模オフィスの利点と注意点を合わせてご紹介いたします。
一般的にオフィス内装はいくつもの工程があり、それらの工事内容はオフィスの規模と大きく関係します。内装工程の詳細は同サイト記事「オフィス内装費用を抑えたいなら、サブスクはいかがですか?」でご紹介しておりますのでぜひ合わせてご覧くださいませ。
一部の工程を工夫することで全体のコストダウンに繋がりますので、オフィスデザインのコンセプトや絶対に譲れないポイントなどを事前に決めておくことをお勧めします。
オフィス内装の相場は物件の状態によって変動しますが、平均的に坪単価10万円〜40万円と言われています。デザイン性の高いオフィスをお考えの企業様は、坪単価50万円よりと見といたほうが良いでしょう。コストを抑えたい方には居抜き物件が人気です。
なぜなら居抜き物件の場合、元々ある設備をそのまま使用せることができるので一部の工事を省略することが可能だからです。コストダウンと施工時間の短縮双方を得られと選択肢となっております。
小規模オフィスの最大のメリットはやはり低コストでのオフィス開設可能ということです。小規模なオフィスほど施工面積が少ないため、初期費用を抑えることが可能です。また費用となるオフィス備品数も少なく済むことになります。用意するオフィス備品が少ない分、質の高い備品にも手が届くということです。もう一つのメリットは統一感のあるオフィスが作りやすいことです。限られた空間内に必要な備品が少ない分、コンセプトがまとめやすくなります。
小規模オフィスのデメリットとして、オフィスの設備に対して物足りないと感じてしまう方がいることです。小規模なオフィスですと、空間を最大限に利用することが多く、フリースペースなどといった遊び心のある空間を確保することが難しいです。またパーソナルスペースが少ない分、息抜きしにくいと感じる社員もいるかもしれません。そのため、内勤の社員がメインの企業様には小規模なオフィスは向いていないかもしれません。
小規模なオフィスと言っても、必ずしも全ての小規模オフィスが大規模オフィスより低コストで開設出来るとは限りません。また安くオフィスが手に入れても、駅から多くて通いづらいこともあります。このようなトラブルがないように、オフィスを選ぶポイントを抑えておきましょう。
大規模なオフィスだと、お客様にアピールできるスペースが多いですが、小規模なオフィスですと案内できるスペースも限られてきます。そこでオフィスの立地を自社の評価の味方にしましょう。
例えば、地域密着型を売りにしている企業のオフィスがオフィス街にあるのと、駅前や商店街の近くにオフィスを構えているのと、どちらが信憑性がありますでしょうか?オフィス街にオフィスを構えるのは間違いではありませんが、この場合地域密着型、つまり地元の人にとって身近な立地でオフィスを構えることで信頼性が上がりやすくなります。
このように、自社が顧客からどのようなイメージを持たれたいかを含めて立地を考えてみると良いでしょう。
BCPとはBusiness Continuity Plan、事業継続計画のことを指します。事業継続計画という言葉はあまり聞き覚えがないという方も多くいらっしゃいます。
簡単に説明しますと、「会社が災害などの不測な事態が起きた場合でも、損失を最低限で事業復帰できるようにする計画」といういうことです。
まさに現在のwithコロナの時代を迅速に対応できた企業がBCPを事前に用意していたと言えるでしょう。
震災など予防できない事態に備えて計画しておくというのがBCPの概念であり、規模が小さい企業ですとその際に受けるダメージが大きい傾向があります。
一見オフィス選びとは直接関連がなさそうに見えますが、BCPを検討する際、オフィス選びがとても重要なポイントとなってきます。
(「 1.1 BCP(事業継続計画)とは 」より参照)
オフィスを選ぶ際に、物件が入っている建物の耐震性能、管理会会社の防災対策、周囲環境などを意識することをお勧めします。
BCPは予想できないことに備えてため予測するというかなり難しい作業であります。しかし、事業継続のため必要なことになるので、ぜひ検討いただけますと幸いです。
小規模なオフィスですと、お手洗いなどをビル共有となっていることが多いです。物件を探す際には、共有部分も一緒にチェックしておくと良いでしょう。
機能的なオフィスを作るにあたって、オフィス家具の配置が最も重要になってきます。いかにデットスペースをなくし、空間をフル活用できるよう配置することが大事です。
小規模なオフィスですと、「機能性」がとても重要となってきます。オフィスレイアウトを考える際、間仕切りをするか、もしくはどのようにしたいかと迷う方はたくさんおられます。これからオフィスレイアウトについてご紹介いたします。
ゾーニングとは、レイアウトを考える際、どこをどんなスペースにするかを計画することを指します。また同時に動線の確認にも有効であります。配置の前段階とイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
細かい備品の配置を最初に決めてしまいますと、オフィスにデットスペースができたり、広さが確保できなかったりするので、ゾーニングは必ず行いましょう。この作業はワンルームのオフィスでも有効なのでぜひお試しください。
機能性が重要な小規模オフィスでは、備品の選択も重要となってきます。おすすめとしてはパーテーションと収納を兼用した家具などの活用です。
またオフィス家具のテイストを統一し、オフィス全体をこだわりの空間にしましょう。小規模なオフィスこそオフィス家具にこだわり、社員にとって快適なオフィスを目指しましょう。
小規模オフィスレイアウトデザイン のポイントを幾つかご紹介します。
・デットスペースは絶対に活用すべき!
小規模オフィスを広く使用するためにはデットスペースを如何に活用できるかが重要になってきます。例えば、部屋の隅の柱と壁の狭い隙間には、棚を備え付けたり、写真のようにキャスター付きのスチール棚を設置するのもおすすめです。
・機能的でデザイン性の高いオフィス家具を選びましょう
先程もお話ししましたが、機能性の高い家具を選択し、備品数を最低限にすることが大事です。またデザイン性の高いものを選ぶことで、オフィスの実用的な装飾にもなりますので、まさに一石二鳥です。
・あえて間仕切りをしない選択も
オフィスの間仕切りを一切無くし、一つの空間として使用するのも小規模オフィスならではのレイアウトです。人は同じ広さの空間でも、見通せる先は遠い方を広く感じます。お客様が来社することがあまりない企業なら、間仕切りを減らすのもおすすめです。
初期費用を抑えて、安くオフィスを開設したい方は、オフィスの立地、オフィス規模、備品の厳選を再度確認しましょう。
企業が発信したいメッセージに合わせた立地選びは実際に下見などを行い、交通の利便性などを確認することをお勧めします。また居抜き物件を選ぶことで工事費用の節約にもつながります。
どれぐらいの規模のオフィスを探すべきか迷っている方は、社員数+αを最低基準にさせるとイメージしやすくなります。
ちなみに人一人が必要とするワークスペースは約2㎡と言われております。今後の企業規模拡大に伴う増員の可能性も含めてオフィスを選びましょう。
初期費用を抑えたいならレンタル備品のチェックは欠かせません。
長期的な使用ですと購入した方が安く済む場合がありますが、オフィスコンセプトに似合うかのお試しや、期間限定の短期オフィス開設など、使用期間をおおよそわかるのであれば、レンタル備品がお勧めです。
一方で、レンタル会社にはレンタル期間の縛りがありますのでご注意ください。
最後にオフィス内装デザインドットコムが提供しています備品のサブスクサービスをご紹介します。オフィス内装デザインドットコムのサブスクサービスは月額固定*のため初期費用を抑えられ、デザイン性の高い家具が使い放題、さらにオフィスレイアウトデザインも承っております。
月額の金額オフィスの広さ、㎡×1000円で決まります。例えば25坪(82.65㎡)のオフィスですと月額82,650円〜ご利用いただけます。シンプルに、オフィスが小規模の程金額が安くなるということです。さらにその他別途オプションで内装工事も承っております。
くわしくはオフィス内装デザインドットコムのホームページをご覧くださいませ。
*備品の配送料別