前編に続き、今回もパーテーションについてご紹介します。
エントランスは企業の顔とも呼ばれており、企業のメッセージを視覚的に伝える大事な場でもあります。ここでパーテーションは外から業務スペースを見られないためと、来客とのゾーニングも兼ねております。きっちりとゾーニングされていることでお客様も迷うことなくご来社いただけます。また下記のように外から中の様子が全くわからない場合は、受付電話や案内板をわかりやすい場所に設置することをオススメします。
情報のやりとりを行う大事な場所のため、セキュリティー対策万全な空間が必要ですよね。遮音性が高いスチールパーテーションがよく採用されています。しかしデザイン面を補うためには別途でシートを貼る作業が必要となってきます。最近では遮音性が高いガラスパーテーションなどがあり、すりガラス風になっているため、外部からは会議室が使用されているかどうかのみ知ることが出来ます。
パーテーションを利用すれば、オフィス内に簡単な半個室を作ることが出来ます。最近ではフリーアドレス制のオフィスが増えており、社員が自由に席を選択することができる人気なレイアウトです。しかし中にも周りと距離が気になり業務に集中出来ないという方もおります。そこで集中ブースの出番です、周りからの視界から隠れることができ、また周囲も集中ブースのそばで大きな声で会話を控える抑止力にもなります。パーテーション作成することで、数の増減を柔軟に対応する事が出来、コロナ禍でも防止の役割を果たしてくれます。
パーテーションは短期間で間取りを変えることができ、オフィス開設には主流な方法であるが、いくつか注意すべき点があります。
間仕切りを作るということは自然に空間が狭くなるため、使用目的ごとにスペースを分けてしまうと、オフィス全体が窮屈な印象になってしまいます。どうしても部屋を増やしたいのであれば、カラス仕様など、開放感がある素材のパーテーションの検討を入れるのも良いでしょう。
また、ハイパーテーションとローパーテーションの両方をうまく使い分けるのも、メリハリのあるオフィスを作るポイントです。パーソナルスペースの確保やフリースペースならローパーテーション、会議室やお客様対応はハイパーテーションなどといったように、しっかりと用途を考え決めましょう。